本記事では、無料で利用できるクラウド型の負荷テストサービス「Loader.io」の特徴と注意点を解説しています。活用するテストツールの参考にしていただけると幸いです。
Loader.ioは、クラウドベースで手軽に利用できる無料の負荷テストサービスです。WebアプリやAPIに対して、数千の同時接続をシミュレーションし、パフォーマンスを確認できます。面倒なインストールは不要で、アカウント登録後すぐに利用を開始できるのが大きな魅力です。
テストは「対象ホストの登録」「テストの実行」「リアルタイムモニタリング」という3ステップで完了。実行中の状況をリアルタイムで確認でき、チームと結果を共有することも簡単に行えます。
Loader.ioは、Webインターフェースを使った簡単なテスト実行と、REST APIによる高度な自動化の両方に対応しています。GUIでは初心者でも直感的に操作でき、APIを利用すればCI/CDパイプラインに統合して本番リリース前に自動テストを組み込むことが可能です。
APIではドメイン登録、テスト作成・実行、結果の取得などが行え、詳細なレスポンスコードや応答時間の分析も可能。開発ワークフローに柔軟に組み込める点が魅力です。
社内の少数メンバーで使う小規模なシステムや、単発で済む程度の負荷テストであれば、フリーの負荷テストツールでも十分です。ただし負荷は一度解消したからといって二度と発生しないわけではなく、アップデートの度にテストが必要になるケースも多いのが実情。
例えば負荷テストサービス会社の中には、検出したバグを分析した上で改善アクションまで踏み込んでくれるところがあります。同じ依頼をするなら、こういった改善までできる会社がおすすめです。というのも、エンジニアが本来の開発に集中でき、自動的に不具合やバグの報告が上がり適宜改善してくれる仕組みこそが、理想の開発環境と言えるからです。
当サイトでおすすめしている3社は、すべてこの要件を満たしています。あなたが抱えている課題を、それぞれの会社が持つ「独自の強み」で解決してくれますので、ぜひ依頼先選びの参考にしてみてください。
改善アクションまで任せられる
負荷テストサービス会社 3選を見る
Loader.ioの無料プランではテスト時間やURL数に制限があります。1分間・最大2URLまでと制約が厳しいため、本格的な検証にはProプランが必要です。また、テストは現在すべてAmazon US-eastデータセンターから実行されるため、地理的に異なるユーザー環境を再現することは難しい点に注意が必要です。
APIを利用する場合は、アカウント設定画面から取得できるAPIキーを使用します。キーを誤って公開してしまうと不正利用のリスクがあるため、セキュアに管理することが大切です。また、不要になった場合はリセットして新しいキーに更新できるので、定期的な更新も推奨されます。
Loader.ioのサブスクリプションは月単位契約で、長期契約の縛りはありません。必要に応じてアップグレードや解約が柔軟にできる反面、返金は基本的に行っていないため、導入前に自社の利用規模を見極めておくことが重要です。
負荷テストサービス会社は数多くありますが、それぞれ得意とする領域は違います。
原因特定力が高くスピーディに解決できる会社もあれば、アフターサポートが手厚い大手ソフトウェアテスト会社、インフラレベルの大規模テスト実績が豊富な会社など、強みも様々。
ここでは代表的な3つのニーズに分けて、おすすめの会社を紹介しています。
\スピーディな負荷改善/
\安心サポート/
\大規模&高負荷/